これまで、ArduPilotは3DR社から全面的に経済支援を受ける大きな関係でありました。しかし、近年3DR社の方向性が変化し、今後ArduPilotは3DR社から独立する事になりました。
既にニュースを耳にされた方は、不安を持たれたかもしれませんが、たくさんの方々に支えられているArduPilotは今後も変わらずに活動を続けていきます。具体的には、Intel社の開発技術者10名以上がDrone Codeのプロジェクトに参加されています、その中の2〜3名はArduPilotの開発に参加し、Parrot社からは2名、また他社2社から1名ずつ参加されています。
この変化に伴い我々は、3DR社から独立し、『非営利団体ArduPilot』を設立します。
既に、我々のドメイン名であるArduPilot.comを3DRから譲渡されました。
そこで、『非営利団体ArduPilot』は、今後の開発に掛かる必要経費(サーバー運営費やハードウェア等)の寄付を随時受付けます。広いユーザー・ベースの必要性を満たす為に、プロジェクトの企画を指揮する監督役(私を含む)も在籍させます。
今後は、『非営利団体ArduPilot』に所属する開発者数名が基礎を形成しコンサルティング会社を設立する計画です。既に開発者数名をリストアップしたサイトがあります。その設立予定であるコンサルティング会社の仮称は『ArduPilot Initiative』です。そして、この組織によって各企業や団体が、各自のニーズに合わせたArduPilotのカスタマイズ化が、開発者を雇うことで簡単になって行く事を願います。
ここで明白にする為に、これらの『非営利団体ArduPilot』 『ArduPilot Initiative』2社は独立して活動します。(非営利団体は客観的視点でプロジェクトの方向性を決めて行きます。コンサルティング会社は専門的に開発サービスを提供します。)しかし、2社は開発者、開発サービス者が強い繋がりを持って活動して行く関係性です。近日中に、詳細を改めて発表させて頂きます。
また、短期的にArduPilotの技術開発者の雇用に興味をお持ちの方は私の方でも対応させて頂きます。 在籍者の過半数は英語のみですが、全ての(ヘリコプター、飛行機、ローバー、ドローンキット、その他)システムの領域の技術が有ります。
今後の活動にご支援くださり、ありがとうございます。
Replies
おおう。
いろいろ大変だとはおもいますが、いい文化を継続できるといいですね。
1ユーザーとして、研究者として、お手伝いできればと思います。
今後も、Arducopter、Arupilotを、学会や共同研究先に紹介・提案していきますね。
1年ほど前からお世話になっているものです。
これまでいくつかのフライトコントローラを経て APMにたどり着きました。
開放的な環境とハード部品の廉価性 詳細設定ができるコントローラに魅了されて,産業用としての
将来性にたいへん魅力を感じています。
当方 基板等のハード部門を専門に扱う業種ですので,安定な飛行のための部分に力を入れて
[安定飛行] [落ちないコプター] を目指しています。
今回の独立とコンサルティング会社の設立 たいへん頼もしく思います。
日本国内では国土交通省の規制もあり,少々出鼻をくじかれた感がありますが,間違いなく
産業用としての発展は加速度的に伸びると確信しています。
問題となる事故を起こさないためにも,さらなる技術革新がまだまだ必要と考えます。
(ハード,ソフト を含めて)
当方 当面はソフト開発の終了したAPMで十分性能が満足できるものですのでこれで産業化を
進めようと考えています。
どうぞ よろしくお願いします。
Happy flying!
Dev team の方々の一部では、失職に近い状態になったようにも聞いていますが、『非営利団体ArduPilot』設立、おめでとうございます。
当方、ご存じのようにSoftware 技術者で無いので直接的貢献は、困難ですが、何らかの貢献出来ればと考えています。
動乱の状態だと思いますが、状況のアップデートを、お願いします。